第46回東和ロードレース(福島県二本松市)
東北のボストンマラソンこと、東和ロードレースに参加してきました。参加は3年前(2012年)、2年前(2013年)に続けて3度目。2012年のときは快調に走りきることができて1時間44分5秒、2013年の時は散々歩いて2時間10分28秒という結果でした。はてさて、今回はどっちに出るか。3年前よりも速く走り切れるわけはないので(そもそもそんなペース設定で走らない)、2年前よりも遅くなければいいなぁとそんな感じです。
さて、会場となる福島県二本松市まではちょっと遠いですが、スタート時間は10時20分と遅めなので日帰りで向かうことにしました。本当は前泊したいんだけどね。ついこの間やったばかりだからね。ということで、家を5時30分に出て、車で延々と東北道を北上します。二本松ICで降りて約25分で到着ということですが、朝ごはんを食べたり休憩したりしてで、トータルで4時間くらいかかってしまいました。
会場には特に明確に駐車場は設けられてはおらず(あるのかもしれないけれどキャパが全然ない)、基本的には係員の誘導に従って路上駐車するスタイル。到着が遅くなってしまったので、会場から1キロくらい離れたところに止めざるを得ませんでした。この時点で9時40分。受付をしてまた車に戻って着替えてまた会場へ行って…なんていう時間は無くなってしまっていたので、着替えやらなんやらを抱えて受付へ向かいます。荷物預けなんてあったっけ?
で、スタート30分前には受付をしなければいけないのに、それをちょっと過ぎてしまったものの、なんとか受付。体育館にて慌ただしく着替えてスタートを迎えます。荷物預け場所はなく、荷物は体育館に放置するスタイルが主流でしたが、体育館内に設置されているコインロッカーが幸いにも空いていたので、そこに入れることができました。
では、ここでコース図を確認します。
高低差は220メートル。乗鞍を走った直後の私には物足りなさを感じてしまうという錯覚を覚えてしまいますが、鋸南や河岸段丘と同じくらい起伏があります。十分に変態コースですね。そして、この大会のウリである地獄坂はレースの序盤1キロ過ぎに早々に現れ、全体的に行きは登り基調、帰りは下り基調という設定になっています。とはいえ、油断してはいけないのは、あくまで基調というだけで残り5キロを過ぎてからは意外と登り坂があるんですねー。一番つらいタイミングで現れるもんだから、心が折れてしまうこと必至ですが、ここは参加3回目。しっかりと承知して迎えることとします。
さて、いよいよスタートです。ハーフのエントリー数は1,400人とのこと。実際の数字がわかったら、あとで追記します。いつも通り、最後方でスタートを待っていると、ちょうどよく最後尾の看板を持った人が。その割にゼッケンも付けているので訳が分かんないでいると、この人、スタッフでも何でもなく最後尾プレートを持って走るんだそうで。なんとも、変わった人がいるなぁと思ってしまいました。さすがにその人より後ろにいるわけにもいかないよね。ほかにも、春日部で見かけた川口市消防の消防士さんやら、カエルの着ぐるみさんがいたりしてました。みんなガンバローねー!
で、スタートです。ロスは1分ちょっと。いきなりの登り坂で渋滞が起きやすいところですが、コースが広いこともあって、あんまりロスしなかったです。
5キロ通過 29分30秒
この大会の代名詞というべき「地獄坂」は、早々に現れます。1キロを過ぎたころでしょうか、ドンドコドンドコ、にぎやかな太鼓の音が聞こえてきます。これが地獄坂の合図であることを、私は知っている。一番きついところで、物凄い音を立てて奮い立たせてくれます。歩くわけにはいかんでしょ、これ。元気を分けてもらい、激坂を上っていきます。
でも、私は知っている。地獄坂はこの後続く坂地獄の序章であることを。 …というほど、大げさではないですね。5キロ過ぎまで激しく登ってはちょっと下るというアップダウンを繰り返していきます。
それはさておき、本当に紫陽花がきれい。
でも、実はこの大会の目玉だと思ってるのはエイドの数の多さです。スタートして1キロも行かないでいきなりエイド。その後も1キロも行かないくらいの頻度で、次々にエイドが登場してきます。水やスポドリはもちろんのこと、スポンジが実にありがたい。この時期に何十回も開催しているだけに、実にわかってると感じます。しかもそれに加えて、場所によってはスイカやらメロンやら色んなものが振舞われていたりします。いやー、これ真面目に走らない方がいいじゃないのー?
10キロ通過 57分55秒(28分25秒)
5キロまでは激しめのアップダウンでしたが、そこからは折り返し地点までダラダラとした登り坂。でも、起伏はそれほど激しくはない。淡々と行きます、淡々と。8キロ手前では、上記のような横断幕が掲げられていますが、私は知っている。折り返しまで2キロなんかじゃすまないことを。実際は2.5~3キロくらいあるんだよね、これ。でも、写真で見ると下っているように見えるのが、なんか不思議。下ってたか、ここ?
行った道を戻ってくるコースなので、8キロあたりから、続々とランナーが戻ってきます。こうしてみると、やっぱり早いランナーはストライドが長いなー。そして、紫陽花はやっぱりきれいだなー。
15キロ通過 1時間23分40秒(25分45秒)
折り返し時点では、1時間01分ですか。結構真面目に走っていたのに、2時間切れないペースだったと思うと、ちょっとげんなり。ま、これから下り基調だから、取り戻すぞっと!
下りも紫陽花はキレイです。コースは民家の近くってわけではないので応援はほどほどなんですけど、物凄く声をかけてくれて元気が出ます。元気が出るとともに、サボれないなと、そんなことを思ってしまいます。やっぱり応援って大事ですね。私も応援を受けるばっかりじゃなくて、たまには応援をする立場にならんとなと、そんなことを感じたりしています。
それにしても、ダラダラとした下り坂は実に気持ちいい。でも、残り5キロからは登り坂が残っていることを、私は知っている。忘れていない。それを頑張れるだけの元気は残しておかないと。
20キロ通過 1時間50分05秒(26分25秒)
登りはそんなに抜かれないんですが、下りになるとなんか抜かれちゃいます。ま、トレイルでも下りになったとたん、ものすごく速い人がいますからね。重心を前にかけた方がいいのかなぁと思いながらも、そこまで攻められていないんでしょう、きっと。前から離されるというのは写真を撮る分にはいいんですけどねぇ。ついていけてないとも言えますなぁ。
で、残り5キロから想定通りに登りがちょっと現れます。でも、そのことは織り込み済み。何ら恐れることなく、それらを乗り越えた先に現れたのは「極楽坂」。「地獄坂」の下りはこんなことになっているのです。ここまで来てしまえば、後はゴールまでの残り2キロを下るのみ!あまりに急すぎるので、下るというより落ちるというイメージ!
ゴール 1時間54分38秒
ゴール手前から雨が降り出してきましてね。もうちょっと持ってもらいたかったものですが、ま、仕方ない。晴れ間よりは数段いい環境で走りきることができました。それでも、途中で2人ほど倒れている人がおり、すでに介助している人がいたので、一声掛けさせていただいた後、係員を探して倒れている人がいるという連絡はさせてもらいました(そのためあまりロスはしていません。なんかすいません。)。どちらも意識はあったようなので、大事には至っていないと思うんですが、この時期の大会だとやっぱり心配ですよね。無理はしすぎないようにと、改めて心に留めました。
受け取った完走証には、部門別の順位しか記載されておらず、それだと392人中206位という、上位半数に入れない悲しい結果しかわかりませんでした。総合順位がわかり次第、抜いた人数を記したいと思います。
参加賞は恒例の地獄坂Tシャツと、のど飴。この時期に花粉ののど飴とは、これ如何にという感じですが、これは美味しいやつなので有難くいただきます。Tシャツは受付の時に配ったほうが、それを着て走る人が多くて良い気がしますが、どうなんでしょうね。私は相変わらずのアレなので、結局レースでは着ないわけですが。
☆この大会のイイところ☆
・走り応えのあるハードなコース設定。
・46回もやっているだけあって、運営がこなれている。
・給水所が多すぎる。
・そして、スポンジが多すぎる。
・さらに、メロンやらスイカやら何がなんやら。
・応援が実にあたたかい。
・コース上に2か所シャワーが設置されていますが、ここがその最初だそうですよ。
・紫陽花がきれいです。
・体育館のコインロッカーが穴場(こういうことを言うと次回から…)。
★この大会のチョットナーなところ★
・水とスポドリがわかりづらい。多分間違えてスポドリを頭からかけている人がいて、ビックリした。
・駐車場がないので、遅くいくと遠いところに止めざるを得ない。
・記録証にネットタイムも欲しい。
・いかんせん、東京から遠い。できれば前泊したい。
・坂が嫌いな人には全くお勧めできない。
個人的には、守谷とここがハーフで好きな大会2トップ(今年の河岸段丘を入れて3トップとしても可)だったんですが、そのイメージが全く壊れてなくて、すごく嬉しかったです。遠くて参加しづらいことだけがネックですが、来年もぜひ参加したい大会です。
★本日の手土産★
全部、二本松IC近くのヨークベニマルで購入しました。上の夏野菜は全部二本松産です。まだ色々と思う人はいるんでしょうが、個人的にはまだまだ応援をし続ける予定です。下にあるわたなべのくんせい卵は恐ろしい旨さです。今まで食べたくんせい卵で一番うまいですね。圧倒的に。4個しか買ってこなかった自分を恥じたい。
今回までにぬいた人数 19,834人(暫定)
とりあえず、今回の人数は算定しないでおきます。
詳細がわかり次第、追記します。
平成27年7月20日 追記
ランネットにて順位がわかりました。
参加者数 1153人
順位 646人
ということで、
今回ぬいた人数 507人
今回までにぬいた人数 20,341人
せめて、過半数には入りたいものです。